ビジネスホンの配線（スター・バス・LAN配線）メリット・デメリット

オフィスで使用するビジネスホン。どういう配線で繋がっているか知っていますか？実はビジネスホンの接続には種類があり、機種によって配線方法が変わっていきます。また近年では、LAN配線を使用したIP電話もありより配線方法は複雑化しました。ではどのような種類があるのかおおまかに分けて説明していきます。

バス配線

バス配線は電話機を制御する主装置（PBX）からそれぞれの機器へ分岐させていき数珠つなぎで配線をする方式です。使用する配線はモジュラーケーブル（0.5×2Pボタンケーブル等）になります。

バス配線メリット

一つの機器に対して一本一本つなぐ必要がないので、配線の総延長を短くすることができます。

バス配線デメリット

ひとつの機器で問題が発生した場合、すべての機器に影響を与えてしまう可能性があります。またどの機器に問題が発生しているのか分かりづらいため原因追求に時間がかかります。

スター配線

スター配線は、制御装置からひとつの機器に対して一本配線を引く方式です。近年ではこちらの配線方法が主流となっています。使用する配線はモジュラーケーブル（0.5×2Pボタンケーブル等）になります。

スター配線メリット

機器がフリーズした際、ひとつひとつ配線をしているため他の機器に影響を及ぼしません。またどこの機器・配線が原因なのかわかりやすいため、復旧を早くおこなうことができます。安全性の高さとしてこちらの配線方式を使用することが多いです。

スター配線デメリット

ひとつひとつ配線を引くため配線の総距離が長くなってしまいます。他にも機器が多い場合配線の束が場所をとってしまう欠点もあります。

LAN配線

従来のモジュラーケーブルを使わずに、LANケーブル（例：Cate5E等）を使って引きます。接続する機器はIP電話機に限ります。

LAN配線メリット

モジュラーケーブル（電話配線）とLANケーブルで分ける必要がなく、ネットワーク網として一元管理ができるようになります。

LAN配線デメリット

給電をするためにPoE給電対応のHUB設置かACアダプタによる電源確保をしなくてはいけません。

まとめ

ビジネスホンの配線はプロにおまかせ
ビジネスホンには配線の引き方や種類の違いがあることを紹介しました。これらはビジネスホンを見ただけではすぐに違いがわかりません。もし電話機を増やしたい、配線の張替えをしたいなどのご希望がある場合はお近くの電話業者か弊社にご相談ください。現状の確認後、既設のシステムに合わせた配線をおこないます。

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