工場様導入事例
「危険な特殊エリアでも使用可能な、防爆構造型の通信機器事例」

防爆とは

工場・事業場などで取り扱われる可燃性ガス・蒸気などは、大気に放出・漏洩されると空気と混合して爆発性雰囲気を形成します。爆発性雰囲気の量が無視できないほど多く、着火源（電気機器）により爆発事故につながる可能性のある場所を危険場所と言います。その着火源にあたる電機機器に特殊な加工を加え、着火させないようにしたものを防爆機器といいます。

▼防爆エリアで使用できる

防爆型の一般電話機・ハンドセット・スピーカーは、耐圧防爆構造及び本質安全防爆構造なので、安心して防爆エリア（ガス、蒸気危険場所）にて使用できます。

防爆性能を備えた容器の中に着火源となる電気機器を入れることで、容器内部で爆発が生じても容器の外部には爆発が及ばないようにした構造となっています。内部爆発に充分耐える強度をもち、容器の接合面の隙間から通じて火炎が外部へ着火しないことが要求されます。容器が性能を満たすものであれば、内蔵する電気機器には制約はありません。

計測・制御・通信・警報などの低圧電気機器にのみ適用され、これらの電気回路で発生する電気火花には着火源として作用しないか、あるいはある限度内で作用しないように抑制されます。すなわち本質的に危険な火花そのもの、あるいは高熱を発生しないようにしたものとなっています。

▼既存の電話機を使用できる

元々入っていた通信機器に、防爆通信システムを追加するだけで導入可能です。既存の物を買い換えずに入れられるので、導入費を押さえることができます。