無線LANにも種類がある？wifiの規格一覧

無線LAN、PCやスマートホンなど、日常的に利用されている無線通信である「wifi」。wifiには、色々な規格があることを知っていますか？今回は、通信速度や電波干渉などから、その規格について見ていきたいと思います。

wifiの規格は５つ！n・a・g・b・ac

wifiには、周波数の帯域や特長の違いから５つの規格に分けられます。「11n（イレブンエヌ）」「11a（イレブンエー）」「11g（イレブンジー）」「11b（イレブンビー）」、そして「11ac（イレブンエーシー）」です。Wi-Fiの通信では、おもにこの5つの通信規格 が利用されています。それぞれの特長を比較してみましょう。

一番速いwifi規格は11ac！その秘密は…

「11ac」は、米国電気電子学会(IEEE)にて決められた高速化のための規格です。「600Mbp(11n)」と比べ、 約11.5倍(規格最大値)の高速化を実現しています。
通信の通り道が広くなったことで、一度に送れる情報の量が増え、情報の通り道も増やすことで、たくさんのデータを一度に送れるようになりました。それにより、゙通信の高速化が実現したのです。

11ac使用によるメリット・デメリット

現在使用されているwifiルーターなどの規格では、11acが主流となっています。高速通信としてメリットがありますが、デメリットも把握しておきましょう。

メリット

1度に送受信できるデータ量が多いため、動画再生や大きいファイルの転送も安心。また、複数のPCやスマホ、Wi-Fi機器を同時につないでも大丈夫です。

デメリット

使用しているのが5GHz帯のため、壁や家具などの障害物に弱いという特性があります。そのため、電波が遮られると繋がりにくい場合があります。

主流である11ac以外のwifi規格を選ぶなら？

実は、無線LAN規格は上記のように種類がたくさんありますが、11ac以外ほぼ使用されていません。それは、それ以外の規格は過去の規格だからです。11nについては、価格を抑えたい場合に利用されているケースもあります。

まとめ

今回はwifiルーターを選ぶ際に関わってくる、wifiの規格について触れました。規格も重要ですが、wifiルーターを選ぶ際は、無線を利用する環境とwifiに接続する機器、接続する台数が重要となってきます。
企業様の場合、敷地の規模もネットワークの規模も広いので、自己判断が難しいケースもあるかと思います。弊社にご相談いただければ、どれくらいの規模でどんな機器を何台接続するのかを確認した上で、条件に合ったwifiルーターをご提案致します。お気軽にご相談下さい。