知れば納得！無線ネットワーク構築に関わるSSIDとは？

ネットワークに関する用語は、専門的な意味合いの言葉が多いため、聞き慣れずよく意味を知らない人もいるでしょう。今回は、無線インターネットに関することでよく耳にする「SSID」について、説明して掘り下げていきたいと思います。
SSIDとはどういう意味で、どういった時に必要となり、使うものでしょうか？企業での無線環境の使用を中心とした考え方で、詳しく見ていきましょう。

SSIDとは何？

どういう意味？

SSIDとは「Service Set Identifier（サービスセット識別子）」の略称で、無線LANの識別子です。スマートフォンやパソコンなどの機器の接続先となる、AP（アクセスポイント）の名前のことを指します。

どんな役割がある？

オフィスなど、広範囲で無線LANを使用する場合は複数のAPを設置しているケースがほとんどです。APが複数台ある場合、どのアクセスポイントに機器を接続するかを指定する必要があります。その指定する時に利用するのが、SSIDです。
同じSSIDを設定した機器のグループが、該当のSSIDのAPに接続可能となります。また、SSIDには暗号化キーがあります。暗号化キーには、通信内容を暗号化する役割があります。

たとえばどんな時にSSIDが必要になる？

弊社の御客様に行った、施工例３つと合わせてご紹介致します。

施工例１：新規で無線LAN環境を、構築するケースで使用（建設業様）

新規無線APを5台設置。その際SSIDは社内用とインターネット用と分けるために、二つの電波を出す設定を行いました。 設定後、LANパッチを作成してそれぞれの事務所や会議室、社長室の机上へ設置し、HUBからLANケーブルで繋ぎました。 最後にそれぞれで接続テストを行い、施工完了致しました。

ゲスト用無線ネットワークを、追加で構築するケースで使用（釣具販売店様）

以前設置した無線AP12台に、ゲスト用SSIDを追加しました。御客様が持ち込むノートPCやタブレット・スマホからもWi-Fiが使えるようにすることで、顧客満足度向上に繋げたいとのことでした。ただ自社管理ではない外部の機器を社内のネットワークにつなぐのは避けたいので、ゲスト用ネットワークを別途作成しました。

施工例３：無線LAN環境の、セキュリティを向上したいケースで使用（介護関連業様）

以前無線APを設置しましたが、セキュリティを考慮してインターネット専用のSSIDのパスワードを変更したいとの事で対応致しました。
３台の無線APの設定を変更して、施工が完了しました。

このように、SSIDはWi-Fiなどの無線環境構築・変更の際に必ず必要なものとなります。

どこを見ればSSIDがわかる？

ネットワーク名（SSID）は、無線親機（無線ルーター）の機器底面や側面などに貼られているラベルに記載されています。接続したいネットワークを把握する際は、まずこのSSIDを控えておきましょう。

そして、PCやスマートホンなどの無線LAN機器側を確認してみましょう。電波の範囲内にいるSSIDが表示されます。そのSSIDの中で、先程確認した名称と同じものを選べば、該当のAPに接続することができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。SSIDのような専門用語も、役割や必要性を知れば身近に感じるのではないでしょうか。また、企業のネットワークのことでお困りのことがあれば、弊社でご相談に乗ることができます。まずはお気軽に、お電話・メールにてお問い合わせください。