2018年8月24日
落雷による障害と対策について~季節の変わり目は要注意!~
涼しい日も現れ始めて、秋の訪れを感じる最近。こうした季節の代わり目に起こりやすいのが、落雷です。
落雷は、業務に欠かせないビジネスフォンやパソコン等の通信機器に影響をもたらす事があるので注意が必要です。今回は、落雷発生時に起こり得る企業の通信設備障害と、落雷対策についてお話したいと思います。
落雷による障害連絡が多発しています
弊社でも最近「落雷後から通信設備に支障をきたした」といった障害のご連絡が、御客様より多数寄せられています。その内のいくつかの、症例とその対応についてご紹介したいと思います。
【症例1】電話障害
建設関係の会社様にて、落雷後から外線着信時に1コールか2コールで切れてしまうとの事でお問い合わせをいただきました。
現地で確認したところ、外線で使用している基板の故障が見つかりました。雷による影響で故障した可能性があります。新しい基板に変更し、正常動作を確認し対応完了しました。
【症例2】FAX障害
レンタル機材関係の会社様にて、落雷後から複数台使っているFAXの中で一台だけ送受信できないとのことでご連絡をいただきました。
回線とFAX本体には問題がなかったため、現地に訪問し詳細を確認するとTA(ターミナルアダプタ)というFAXに使用している機械のTEL(1)ポートの、着信のランプ点滅がおかしいことを発見しました。単独電話機を付けても発着信できなかったのでポート不良と判断し、代替のTAを設置して復旧に至りました。
【症例3】ネットワーク障害
施設にて、落雷後から別棟のネットワーク関係が繋がらなくなったと電話をいただいたので現地対応に行きました。
別棟は、本棟とVDSLモデムでLAN接続することでネットワーク関係を使用していました。そこで別棟側のVDSLモデムを確認したところ、モデムの電源が入りませんでした。
モデムが雷によって壊れたため、ネットが繋がらなくなったと思われます。修理、または交換して再設置する予定となりました。
このように、様々な通信機器が落雷による影響を受けて使えなくなる可能性があります。
また、使用する通信機器より上部にある、NTTなどの電話・ネットワークの回線自体も、雷により影響を受けることがあります。回線側か機器側かの切り分けも必要になりますので、雷による影響を受けてしまったと考えられる場合は速やかに通信設備を管理している業者に連絡しましょう。
雷が頻発している時は、多数の御客様からトラブル対応の連絡が来ている事も考えられます。早期復旧には、早めの行動が大切です。
落雷対策はどうしたらいいの?
落雷による被害を起こりにくくためには、事前に対策をしておくのがいいでしょう。具体的な落雷対策としては、雷サージによる機器故障から機器を守る「雷サージ対策機器」の導入や、停電発生時のデータ損失リスクを減らす「UPS(無停電電源装置)」の導入の2つが挙げられます。
雷サージ対策機器って?
落雷があった際に、瞬間的に発生した高電圧を雷サージと言います。雷サージの影響による故障から機器を守るのが、雷サージ対策機器です。
各メーカーから、雷サージ対策ができる電源タップが発売されています。このタップに通信機器を接続しておくことで、雷による故障から機器を守ります。
UPS(無停電電源装置)って?
UPS(無停電電源装置)は、急な停電の時も通信機器を安全にシャットダウンしデータを守ることができる機器です。ビジネスホンやPC、サーバー等の業務に必要な機器と電源の間に組み込むことで効果を発揮します。
たとえば電話であれば、電話中に停電が起きてしまっても、UPSから電源が供給され少しの間だけ継続して通話が可能です。そのため通話相手に停電になったことを告げ、ビジネスフォンのシステムを手順通り安全にシャットダウンすることができるようになります。
停電による強制シャットダウンはビジネスホン内部のデータ損失等も招くため、UPSの導入によりリスクの軽減に繋がります。
また、UPSの中には前述した雷サージ対策機器としての機能を果たす機種もございます。社内サーバーで重要なデータを雷から守りたい御客様などには、UPS一台でサージ対策・停電対策が可能なので、ぜひ導入をおすすめします。
雷障害には沢山のパターンがありますので、こういった機器を導入しても100%防ぐということは難しいかもしれません。しかし、導入するのとしないのとでは、リスクの重さがかなり変わってくるのも確かです。
また、機器によって仕様も防御力も異なりますので、導入の際は業者と話をしておくのがいいでしょう。
落雷障害・対策のまとめ
このように、雷が酷かった後から急に通信設備の調子が悪くなった場合、落雷による故障を疑ってもいいかもしれません。その際は前述したように、電話設備を導入した会社に確認するのが最もスムーズな対応となるでしょう。
リースで導入しているビジネスホン等は、修理が保険の対象となるかもしれないので、そのあたりも確認したいところです。
平和テクノシステムにお任せください!
最後に、雷によって故障したようだが導入した企業がわからない・新規で事前に雷対策をしておきたい…といった御客様へ。弊社では、静岡県内の企業様であれば、地域に密着しておりますので早めの対応が可能です。
落雷などでお困りやお悩みがある県内の企業様がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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